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マダニ対策は?刺されたらどうする?命にも関わるのでご用心!

      2015/12/25

2013年1月、山口県に住む海外渡航歴のない成人女性が重症熱性血小板減少症候群により亡くなりました。

その後、この病気が全国に広がりニュースになったのでご記憶の方も多いと思います。

重症熱性血小板減少症候群、通称SFTS(severe fever with thrombocytopenia)は、このウイルスを保有するマダニに噛まれることで感染し、発熱、嘔吐、下痢、下血などの症状があらわれ、致死率は10~30%だそうです。

名前は耳にしたことがあっても、普段見る機会はほとんどないマダニですが、いったいどのような虫なのでしょうか。

また、このような被害にあわないためにどうすればよいのか、まとめました。

●マダニとは

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マダニ亜目マダニ科に属するダニの総称で、山や林などに棲んでいて大型です。

家のカーペットや畳などに生息していてアレルギーの原因になる小型のダニとは違います。

ハーラー器官とよばれる感覚器をもち、これによって哺乳類からでる二酸化炭素や体温や体臭、または振動などを感知して草の上などから生物へ飛び移り吸血します。

私たちの身近で吸血する虫といえば蚊ですが、蚊は針状の口で刺して吸血するのに対し、マダニは噛みます。

ハサミのような口器で皮膚を切り裂いて、そこにギザギザの歯を差し入れ宿主(ヒトなど)と連結し、長いときには数日間寄生して血を吸います。

生息場所は山や林などですが、人が手入れをしている畑や庭などにもいるそうです。

マダニの主な栄養源は哺乳類の血液ですから、野生動物のいる場所は要注意です。

活動期間は種類により異なりますが、4~11月とされています。

しかし、冒頭でご紹介した山口県の女性が1月に亡くなっていることから、一年中油断は禁物といえるでしょう。

マダニから身を守る方法としては、

・まず草むらなどにはいらないこと、

・山などへ行くときは肌を露出する衣服を選ばないこと、

・虫よけのスプレーを利用するなどです。
 

●吸血されたときの対処法

肌に張り付いたり、潜りこんだりしているマダニを無理に引き抜こうとすると、体内に頭部が残ったり、吸われた血液が逆流してウイルスに感染するリスクを招いたりします。

民間療法的な対処法もありますが、速やかに医療機関を受診するべきです。

また噛んだ痕を見つけた場合、数週間体調の変化に注意して症状がでなければ問題ありません。

もし発熱などなんらかの症状がでた場合は受診して、マダニに噛まれた可能性があることを医師に伝えましょう。
 

●マダニが媒介する感染症

 ○日本紅斑熱

感染したときの症状は、かゆみのない発疹や紅斑、発熱で風疹の症状ににているといいます。

噛んだ痕が見つかったり、キャンプやハイキングに行ったことを医師に伝えると診断されやすくなります。
 

 ○Q熱

病名の”Q”は「不明」を意味する英単語の”query”に由来します。

感染者の約50%が2~4週間の潜伏期間のあと高熱、頭痛、咽頭痛、筋肉痛、倦怠感などの症状を現します。

そのうち約20%が肺炎や肝炎を併発し、1~2%が死に至るという恐ろしい感染症です。

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たかが虫、と侮ることは禁物です。

キャンプなどに出かけるときはできるだけ肌の露出を少なくして、異変があったときには医療機関を受診しましょう。

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