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グリーンツーリズムの品質評価制度って日本でも必要?

   

「グリーンツーリズムとは農山漁村地域において自然、文化、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動です。

欧州では、農村に滞在しバカンスを過ごすという余暇の過ごし方が普及しています。

英国ではルーラル・ツーリズム、グリーン・ツーリズム、フランスではツーリズム・ベール(緑の旅行)と呼ばれています。」(農林水産省のHPより引用)

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日本でも農家の新たなる収入として、また自然を親しむ学校教育プログラムの一環として徐々に浸透してきています。

ドイツ、イギリス、フランス、イタリアなどのヨーロッパでは圧倒的に歴史が古いものと思いきや、1970年代に始まったようで意外にグリーンツーリズムの歴史は浅いものなんですね。

最近はAirB&Bや宿不足、時代の流れにより、民泊もしやすくなってきており、これから新たなスタイルの民泊も増えてきそうな気がします。

 

グリーンツーリズム支援体制

グリーンツーリズムについていえば、ヨーロッパと比べた場合、日本では、まだまだ支援体制が整ってません。

グリーンツーリズムに関する実施主体としては、農家、推進団体、政府の3つがあり、グリーンツーリズムの推進にあたって、次のような役割分担がなされているようです。

①グリーンツーリズムに関する規則の制定:政府

②補助金や農村開発や環境政策などに関する政策:政府

③農家民宿開業のコンサルティング:推進団体

④グリーンツーリズム促進のためのロビー活動:推進団体

⑤農家民宿の品質評価制度の制定と普及:推進団体

⑥農家の経営相談:推進団体

⑦ネットによるPRと宿泊受付:推進団体

⑧農家のwebサイト開設サポート:推進団体

⑨展示会の開催:推進団体

⑩観光スポットとの提携:推進団体

他にもいろいろとあるでしょうが、日本との大きな違いは、「⑤農家民宿の品質評価制度の制定と普及」ではないでしょうか?

そもそも日本の農家で民泊等行っているところが少ないので、選択の余地があまりなく、品質評価の必要性が薄いのかもしれません。

また、現在はネット社会ですので、評判はすぐに広まり、ある程度は農家民泊の程度はわかります。

ただ、これはたまたま利用したとき、いいサービスだったり、悪いサービスだったり、主観の入った評価だったりしますので、鵜呑みにはできない部分もあるのですが・・・

 

品質評価の項目

この品質評価制度ですが、どんなものを評価しているのか?調べてみました。

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全般

・建物外観
・敷地、庭、環境
・設備関連

共用スペース

・ダイニングルームの快適さ
・その他公共スペースの快適さ
・内装
・家具、床、装飾備品
・清潔さ

寝室

・広さ、使いやすさ、快適さ
・内装の品質と維持状態
・ベッドとベッドカバー
・家具、床、装飾備品
・清潔さ

浴室

・広さ、使いやすさ、快適さ
・内装の品質と維持状態
・床、装飾備品
・タオル、石鹸、シャンプー
・トイレ設備
・清潔さ

ホスピタリティ

・予約
・到着の受付
・夕食
・朝食
・出発

食べ物の品質

・夕食
・朝食

これらの項目について、施設所有者が評価してもらうよう申請し、評価員が訪問し、上記の項目について細かくチェックし5段階評価するようです。
 

日本に品質評価制度って必要?

Photo by http://www.world-wide-gifts.com

Photo by http://www.world-wide-gifts.com

最終的にユーザーに表示されるのが総合評価による5段階評価なわけですから、ユーザー側からすれば、どの部分がよくて評価されているのか?わかりづらい面もありますね。

ある意味、景観、施設、設備、食事が写真や動画がサイトでしっかり表示されて、「ユーザーの声」がフィードバックされていれば、客観的な5段階の総合評価は必要ないかもしれませんね。

ヨーロッパの品質評価制度が生まれたのはインターネット環境がない時代でしたから、その時代にはユーザーが選ぶ際に農家宿泊所のレベルを知るために必要不可欠なものだったかもしれません。

現在はネットで、素人でも動画を簡単に撮影でき、きれいに見ることができる時代ですから、リアルタイムで施設などをチェックでき、ホスピタリティなどもユーザーの声でわかります。

こうしたネットのおかげで、おそらく日本のグリーンツーリズムには、第3者機関による総合評価は必要ないと思いますが、農家などサービス提供者はレベルアップのためにヨーロッパの品質評価制度でチェックされている内容を自分のところでチェックし、改善していくことに活用すればいいですよね。

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