iStay

自然とともに自分らしく!

*

硬水と軟水の違いは?使い分けはどんな時に利用する?

   

人の体の約70%が水でできており、水は生きていくうえで欠かせない大切なものです。

この生きていくうえで大切な水ですが、大きく硬水と軟水に分かれます。

日本の水のほとんどは軟水、ヨーロッパや北米の水はほとんどは硬水です。

brook-726781_960_720

天然の水は雪や雨水が地中に浸み込んでいき、地層の中で汚れなどをろ過し、地層の中のミネラルを吸って湧き出ます。

国土の広さが日本は狭く、ヨーロッパや北米は広いので、それぞれ水が地層に浸透する時間が異なってきます。

日本の場合は地層に接する時間が短いのでミネラル分の少ない軟水に、

一方、ヨーロッパや北米は地層に接する時間が長いのでミネラル分の多い硬水になるわけです。

これら硬水と軟水とでは、それぞれどんな違いがあり、どんなときに使い分けていけばよいのでしょうか?ちょっと調べてみました。
 

硬水と軟水の違い

水に含まれるミネラル(カルシウムイオンとマグネシウムイオン)の量によって軟水、中軟水(中硬水)、硬水、超硬水に分かれます。

水1000ml中に溶けている「カルシウム」と「マグネシウム」の量を次の計算式で計算して硬度の数値が出ます。

硬度=(カルシウム量mg/l×2.5)+(マグネシウム量mg/l×4.1)

・軟水 0–60mg/L
・中軟水(中硬水)61–120mg/L
・硬水 121–180mg/L
・超硬水 181mg/L以上

*WHOでは硬度が
120mg/l以下を軟水
120mg/l以上を硬水
と定義しています。

restaurant-825044_960_720

ちなみに

東京の水道水の硬度は約60mg/lで軟水

ヨーロッパのエビアンは硬度が304mg/lで硬水

になります。

日本の水は軟水ですから、口当たりが軽くまろやかです。

一方、エビアンなど硬水はちょっと飲みにくさを感じたりしますが、硬水はマグネシウムが多く含まれるので、重々しいしっかりした飲みごたえになるんですね。

子供やお年寄りなどには体に負担をかけない軟水がおすすめですが、硬水しかないときでも沸騰させると、マグネシウムとカルシウムが減り、軟水に変えることができます。

 

硬水と軟水の使い分け

ミネラルの含有量の違う硬水と軟水ですが、それぞれに適した使われ方があります。
 

洗濯など

Kao_Corporation_attack

粉石鹸で洗濯する場合、硬水だと石鹸カスが残ったり、石鹸カスの着いた衣類に色のくすみが出てきたり、酸化して異臭を発することがあります。

ですので洗濯には軟水が適していることになります。

衣類などの染色のとき、硬水では不溶性の色素が生じて色むらが出たりします。

軟水は硬水に比べて泡立ちがよいので石鹸の量も少なくですみ、つるつると体を洗うことができます。

 

料理など

Kombu

和食に欠かせないだし汁をとるとき、硬水だとミネラル分が昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸などのうまみ成分の抽出を阻害するので軟水が適しています。

料理には一般的に軟水が適していますが、肉の煮込み料理の場合、余分なたんぱく質などを灰汁として抜き出し、肉を軟らかくし、臭みを消す効果があるため、硬水が適しています。

また硬水は糊化が抑制されるために、スパゲッティはアルデンテになり、ジャガイモの煮くずれ防止、米や豆は堅く炊きあげる事に適しています。
 

飲用

飲用水の場合
運動や夏場の暑い水分補給を素早くとる必要にある場合など特に、体への吸収のよい軟水が適しています。

水に含まれるミネラルが多くなる硬水ほど口当たりが重く飲み辛く、飲用に適さないものが多くなります。

一方、ダイエットの場合、胃腸に負担をかけてしまいますが、体への吸収の少ない硬水がおすすめです。
これは硬水に含まれるマグネシウムイオンが腸内に長時間留まり、水の吸収を阻害するからで、腸内に水分が溜まり、下痢をひき起こします。

また西欧料理などミネラルが不足しがちですので、硬水に含まれているミネラルを栄養として利用するために、飲料としても利用されます。

コーヒーの場合
・浅煎りのアメリカンコーヒーには、豆本来のよい香りとさっぱりした味になる軟水が適しており
・深煎りのエスプレッソには、苦み、渋みが除かれまろやかさが増してコクが加わる硬水が適しています。

 

今まで硬水、軟水って、あまり意識したことはなかったですが、シャンプーなどの泡立ちに差を感じたり、飲みにくい水だな~と感じたりした原因に、この違いがあったんですね、

硬水、軟水を自分の状態に応じ飲み分けたり、料理のとき使い分けたりすることによって、より快適に生活の質もアップしそうです。

Sponsored Links

 - ライフスタイル, 健康