秋野菜,冬野菜で栽培が簡単なものは?
夏場の猛暑を今年も終え、秋、冬と一年の後半に差し掛かってきた時期に、畑も衣替えのように野菜の種類や色が変化し始めていきます。
夏は色も種類も様々な時期ですが、秋冬は賑やかな夏場に比べ、静かなような気がします。
夏の終わりから畑の片付けと秋と冬に向けて準備も必要になっていきます。
夏の野菜とはガラリと変わる秋冬野菜のお話を今回はしていきたいと思います。
秋・冬野菜のこと
冬野菜で甘味が強いのが多いのは理由があります。
野菜たちは凍結から自分の身を守るため水分をできるだけ減らし、自身のでんぷんを糖に変えていきます。
水は0℃で凍りますが、糖を含むと0℃以下にならないと凍りません。
雪の多い地域の野菜はみんなそんなふうに甘味を蓄え、雪の下で春を待つのです。
春夏に作る野菜に比べ、秋から冬は虫が少なく、日照りの心配はありません。
むしろプランターなどは日の当たるようにしてあげたほうがいいですね。
9月は台風、雨が多い月でもあるので天気予報を見ながら種まきや、苗を植える必要があります。
また急激な気温の差にも注意しながらスタートしましょう。
それでは、初めてでも作りやすい秋・冬野菜のご紹介です。
秋:9~11月
カブ
生育期間が短いので9月に種まきだと11月頃には収穫できます。
寒くなっていくと甘味も増していくので冬場が楽しみになると思います。
葉も炒めたり、味噌汁に入れたりと美味しく食べれます。
ほうれん草
涼しい気候を好み、寒さにも強く、雪の時期は甘味が増します。
9月に種まきをして早くて10月末には収穫もできます。
プランターでもできるので手軽に始められます。
大根
冬場の定番の大根は9月頃に種をまいて11月~12月に収穫ができます。
とても寒さに強いので長く楽しめます。
スーパーではなかなか見られない葉も栄養価が高いので是非とも食べてみて下さい。
冬:12~2月
ブロッコリー
冷涼な気候を好みます。
苗の時期は暑さにも強いので大丈夫ですが、蕾の肥大化の時期には暑さに弱くなります。
なので、真夏ではなく秋に差し掛かった時期に始めましょう。
植え付け70日前後で収穫できるものや85日ぐらいのものまで品種も多いです。
大きな花蕾を育てるにはできるだけ外葉を大きく成長させることです。
有機物の投入を心がけてください。
キャベツ
涼しい時期に育つので春と秋に旺盛に生育します。
夏まき秋冬どりは植え付け45日~70日前後のものが多いです。
秋まきで翌年の春に収穫など大きさや色、種類も多いので調べてみてください。
植え付けの苗の大きさがポイントなので本葉10枚を目安にタイミングを見てください。
水菜
秋から冬が水菜の栽培適温で高温では上手く育ちません。
特に冬は成長すると4~5kgを超える大株になるので株間を広めに取りましょう。
コンテナでも育ちやすい、あっさりとしていて食べやすいこともありますので是非とも沢山育てて欲しいです。
今回は秋・冬野菜のお話でした。
地域によって適した作物は違うので、自分の土地はどんな特色を持っているのかを観察しながら野菜を選んでいって下さい。
食卓が豊かになりますように。
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