月の満ち欠けは人にどんな影響を与える? 暮らし方の工夫は?
夜の時間が長くなってくると夜空を見上げる回数が増える気がします。
星はもちろんですが、たまに十五夜やスーパームーンなどの月に関するニュースも耳にしますよね。
従来、日本人は太陽よりも月の満ち欠けを基準に暦を定めて一年としてきました。
今は太陽を基準にした暦になっているので昔の人ほど月を気にしなくなっているかもしれません。
でも月って潮の満ち引きに関係するように”約70%が水でできている人”にもいろいろと影響を及ぼすんですよね。
そんな月の満ち欠けが人に与える影響などについて書いていきますね。
月と女性
遥か昔から人間は月のリズムと関係があると考えられていて中でも女性は月の満ち欠け、つまり月の周期に強い影響を受ける生き物とされてきました。
女性特有の生理現象である月経は昔、月の周期とほぼ同じでした。
月の満ち欠けの周期は29.5日。
女性の正常とされる月経周期の28日とほぼ重なっていたのです。
なので、昔の人は月に一度の新月、または満月の日に起きる生理現象を「月のもの」「月経」と呼ぶようになったと言われています。
現代は生活の乱れや、照明のある暮らしによって昔みたいに月の周期と同調が出来なくなっているみたいです。
心身的に健康になれば自然と28日前後に近い周期になる人もいます。
本来女性は同調する能力はかなり高いと思います。
学生時代に寮生活をしていたときのことを思い出すと同室の人といつの間にか月経の時期が重なるようになっていました。
不思議でしたが今思えば同調しようと体が働いていたのかもしれません。
また、陰陽説で女性は陰、月も陰です。
昔から人は自然とのつながりを深く感じていた証拠なんでしょうか?
暮らしの中の月
照明器具の普及により日本人は夜ふかしや、夜間に仕事をするようなライフスタイルになりました。
それに伴い今までなかった生活リズムの変調が原因の不眠症やうつ病などの病気が生まれ、現代ではそれに悩む人が多くなっています。
今は暗くなれば照明をつけて、夕飯の支度、テレビ・・・なんて感じですよね。
人間はバイオリズムという光によって時間を感知する性能が備わっています。
現代の性能がいい明るすぎる照明はそれを狂わせ眠りたくてもなかなか寝付けないなんて人もいるぐらいです。
なので、日が暮れたら明るすぎない照明で夜を過ごすのがいいですね。
その方が気持ちも落ち着きリラックスして眠りやすくなります。
もし、今体のどこかに不調があるようなら夜は静かな照明の下で生活して余計な体力を使わないようにすると自然治癒力も高まります。
月明かりで生活をしていくのは難しい現代ですが、今の時代はたまに照明を落として月を見上げて形や柔らかな光を楽しむ生活をしていくのも一つの暮らし方かもしれません。
”月の周期”に合わせて生活や行動をするといいという考え方もあります。
■新月
月の成長とともに、この時に始めたことは成就しやすいと言われてます。
何か新しいことを始めるのに適した時期なんですね。
■上弦月(満ちて行く)
体は栄養分を、脳は新しいものを吸収しやすくなると言われてます。
気力、体力も満ちて基盤づくりに最適です。
■満月
ものごとが成就する時期です。
体では出血が多くなる時期と言われ、外科手術などには向いてません。
■下弦月(欠けて行く)
浄化の作用が高まっていく時期で、清掃や整理を始めるといいようです。
また新月、満月は陰の気がとても強い時期で
「なんかメンタル面で調子が悪い、よくわからないけど不安感がある」とか思ったら意外とそれに重なっている人も多いみたいです。
潮の満ち引きがそれを表しているように強い引力が地球に影響しています。
人間もそれを察知して体内の水分が変化してむくみやだるさに関わってきます。
一ヶ月のうちに体は思った以上に変化するので多少の不安感や体調不良はあまり気にしなくても大丈夫です。
深く考え込まないで「この時期はしょうがない」と楽に思うといいですよ。
今回は月の満ち欠けについてでした。
たまに夜空を見上げると満月の日にはその明るさにびっくりします。
ロウソクを使っていた時代には「月明かりで勉強した」なんて人もいたみたいです。
毎日の月を見上げて毎日の生活を静かに振り返り明日に備えて眠る。
そんな生活をしていくのも粋なものです。
女性は特に体のサイクルから月とのつながりを感じる機会があるかもしれませんので、今後月を見上げるときには是非とも心と体に月のパワーをためて自然を感じてみるといいですよ。
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