イングリッシュガーデンの作り方、押さえておきたいポイント!
「ガーデニングをするなら、イングリッシュガーデン風にしてみたいなあ。」と思い描く人は少なくないでしょう。
けれど、なんとなくイメージはあるけどどんな庭がイングリッシュガーデンで、どんな風に庭を作ったら良いのかまではなかなか知られていないかもしれません。
そこで今回は、はじめてイングリッシュガーデン作りを始める時に知っておきたいポイントをご紹介します。
イングリッシュガーデンとはどんなお庭?
イングリッシュガーデンは自然な美しさを活かした形式の庭園です。
本来は広い土地と池を含む自然美を追求したお庭を差していましたが、現在は小さなスペースであってもさまざまな種類の花を植え、自然な姿を活かした庭を広くイングリッシュガーデンと呼んでいます。
フランスやイタリアの庭園は幾何学的にデザインされたり、左右対称に整えたりした庭を作ることが主流とされる一方で、自然美を活かしたイングリッシュガーデンは非常に特徴的かつ、素朴な雰囲気で親しまれています。
イングリッシュガーデン作りに欠かせない4つのポイント
(1)どんな種類の花を植えたら良い?
自然美を活かしたイングリッシュガーデンでは、植える花は組み合わせ自由ではありますが、オススメは一度植えたら毎年咲いてくれる多年草や宿根草です。
定番の多年草・宿根草
・セージ類(花:品種による。チェリーセージ:真夏を除く4月〜11月、アメジストセージ:9月〜10月など)
・ゼラニウム(花:4月〜11月)
・エリゲロン(花:4月〜11月)
・アシュガ(花:4月〜5月)
・シュウメイギク(花:8月〜11月)
・マム(花:9月〜11月)
・クリスマスローズ(花:12月〜3月)
このような品種は実際に目にしたことがあるひとも多いことでしょう。
実際には数多くの開花時期や背丈の花が選べるので、組み合わせを考えて植えることがとても大切です。
(2)どんな色を中心に作ったら良い?
さまざまな種類の花を植えられるイングリッシュガーデンでは、どの色を植えなければいけないというルールはありません。
もしも色を決めかねている場合には、
①お気に入りのお庭の写真を探して参考にしてみる。
②メインとなる大ぶりの花や木を中心に周りの配色を考える。
この2つの方法で考えてみると良いでしょう。
事前の計画は非常に重要なのでよく考えて植えてみてくださいね。
(3)植える時の注意点は?
守らなければいけないルールはありませんが、植える際に下記の3つを意識するとより美しいガーデンに成長します。
①背丈によって植える位置を考える。
背丈の高いものを奥に植えた方がどの花もよく見えるだけでなく、庭に奥行きが生まれます。
また、グランドカバーの植物を植えるなどしてナチュラルな状態を作ることで大きく庭の雰囲気も変わります。
②同じエリアに同じ時期に花をつけ、同じ時期に散る物を固めない。
③事前に色合いを考慮した位置に植える。
1年中自然な美しさを楽しむイングリッシュガーデンだからこそ、事前にこのようなポイントを配慮して設計しておきたいところです。
(4)お手入れはどのようにしたら良い?
少しごちゃっとしているナチュラル感がイングリッシュガーデンらしさとは言え、お手入れは重要です。
日常的な水やりはもちろん重要ですが、水をあげることで根腐れを起こしてしまう可能性があります。
一般的には午前中のはやめの時間に水をあげるのが良いとされています。
また、花がらや古い葉の除去を怠らずに行うことで綺麗で花木が育ちやすい環境が実現できます。
1年中自然な雰囲気を楽しめる=1年中手入れが欠かせないということなのでコツコツと行いましょう。
時間をかけて、じっくり作りましょう!
ここまで、どのようなポイントを押さえてイングリッシュガーデンを作ったら良いかをご紹介してきましたが、実際に美しい庭が完成するまでには非常に時間がかかります。
何年も継続して庭を作ることで多年草が毎年咲く状態ができたり、四季折々の美しい状態が実現できます。
根気はいりますが、その過程も含めてイングリッシュガーデン作りを是非楽しんでくださいね!
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