田舎暮らしと言っても、どの程度の田舎がお好み?
一言で「田舎暮らし」と言っても、田舎のレベルは地域によって大きな差があるのをご存知ですか?
この田舎度によって、現実的に生活のしやすさが大きく変化します。
是非どの程度のレベルの田舎で、どのような生活をすることになりそうか比較をして自分の好みやライフスタイルに合う地域を探してみましょう!
【レベル1】地方都市から近い“田舎風”な場所
自然は多く、住み心地も良い。
都会とは言えないけど生活に不便はないという場所が、地方都市から近い“田舎風”な場所には該当するでしょう。
《特徴》
・ 地方都市が近くそれほど不便ではない。
・電車は日常的に使える距離にある。
・コンビニはわりと近くにある。
・マンションやアパートが普通にある。
・学校、病院などの生活に関わる施設は近くにある。
もっと田舎に住んでいる人からすると、田舎ではない!といわれることもあるかもしれませんが、都会に比べれば静かで田舎らしい面も多い地域です。
都会生まれ、都会育ちのひとにとっては十分田舎感を感じられる可能性が高いです。
移住を志す場合に「二段階移住」としてまずこうした地域に住み、その上でさらに田舎に行くというのも手です。
【レベル2】車さえあれば困らない普通の田舎
次に挙げられるの「車さえあれば困らない普通の田舎」です。
このくらいのレベルの田舎が、一般的にイメージされる田舎なのではないでしょうか。
《特徴》
・電車は通っているが駅まで30分以上はかかる。
・コンビニは車に乗れば行けるところにある。
・イオンやジャスコなどのショッピングセンターが近隣で最も買い物ができる場所である。
・マンションやアパートは多くはない。一軒家の方が一般的。
・場所によっては未だにADSL。
・地元のコミュニティ単位でのお祭りや行事がある。
基本的には車さえあれば生活に困ることはないという場所です。
電車はあっても駅から遠いか、1〜2時間に1本というケースが多いでしょう。
コンビニも残念ながら徒歩圏内にあったら“ラッキー!”というレベルですが、イオンなどのスーパー、家電量販店などは車を走らせれば行ける距離にあります。
また、土地は非常に広いので住環境については一軒家の方が一般的です。
周りには田園や畑が広がっているというケースがほとんどでしょう。
しかし、住環境は良いものの、インターネット環境はその場所によりまちまちのレベルです。
自治体によっては未だにADSLというケースも少なくありません。
加えて、ご近所付き合いについてはそのコミュニティの雰囲気次第ですが、地元のコミュニティ単位でのお祭りや行事を行うことが多いのもこのくらいの田舎レベルからです。
参加は必須ではないですが、お付き合いしておく方が地域には馴染めます。
【レベル3】辺境の地 これが本当のド田舎
そして最後に挙げられるのが「辺境の地 これが本当のド田舎」レベルです。
本当の山奥にある集落や、観光地化していない離島地域などがここに当てはまるケースが多いです。
《特徴》
・ 生活圏内に電車は走っていない。車必須。
・買い物できる場所が近くにないので、週末に遠方に出かけてまとめ買い。
・マンションやアパートはない。
・病院が近くに全くない。
・高校が近くにないので、多くの子どもは下宿して通う。
・場所によっては完全電波圏外。
・ご近所さんはみんな知り合い。
このレベルになると、都会からきた人は確実にカルチャーショックを受ける田舎レベルです。
交通手段は車必須。
電車すらありません。
離島であれば船も日常的に使わないと生活はできないでしょう。
買い物も近所に地元の人が営む小さな商店はあっても、それだけでは事足りないケースが多く、週末に遠方へ出かけてまとめ買いしてくる必要があります。
また、学校や病院などの生活に関わる施設が無いという点は理解をしておかなければなりません。
特に高校以上になると親元を離れて下宿をすることは普通になりますし、病院に関しては急な病気や事故の場合にはドクターヘリで搬送ということになるレベルです。
もちろん、日常的な通院すら大変です。
Wi-Fiや携帯電話についても多くの場所で圏外になるケースが少なくありません。
生活に影響があることなので事前に確認が必要です。
最後に、ご近所付き合いについては必ず関わらなければ難しいコミュニティの大きさです。
そこは覚悟の上で移住しましょう。
この田舎レベルは自然に囲まれて、ゆったりとした時間は確実に得られますが、その分不便な点が多いことは覚悟が必要かもしれません。
このように、一言で「田舎」といってもそのレベルは千差万別です。
様々な条件を比べながら、自分が生活できるレベルの田舎を探してみてくださいね!
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