地方移住の時、図書館はチェックしておきたい!サードプレイスや仕事にも役立つ?
2015/12/21
インターネットのおかげで地方と都会の情報格差がなくなってきたように感じますが、実際に地方に行ってみるとまだまだ格差があるな~と感じてしまいます。
地方移住の際、地域によってはインターネットの光回線がなかったり、携帯やWiFiの電波状況が悪く、通信環境が良くない場合がありますので、要注意です。
ネット環境が良くないうえにテレビも民放が2局しかなかったり、大型書店もなかったり・・・と
そんな時、頼りになるのが県立図書館や大学の図書館です。
佐賀県の武雄市図書館のようにおしゃれな図書館もありますが、市や町の図書館はたいてい狭い、蔵書が少ない場合が多く、あまり使えないケースが多いように感じます。
本離れが増えていると聞きますが、最近はセンスのいい雑誌なども増えていて、新たな知識の情報源として品ぞろえのいい大型書店、図書館はなくてはならない存在です。
移住先の県自体にセンスのいい品揃えのある大型書店がない場合、県や大学は図書館に力を入れていたりしますので、ぜひともチェックをおすすめします。
本とモノ・サービス
本といえば一見、地方でもamazonがあるから不便はないようにも思うんですが、例えばガーデンに興味があり、いろいろ調べようとした場合・・・
本屋などのガーデン関連コーナーに行って、いろいろな本を手に取って中身をパラパラめくらないと、自分に合う本ってわからないですよね。
何か興味があるとき、いろいろ知りたいとき、詳しい人に聞いたり、ネットで調べたり、本で調べたりするわけですけど、まずは、本がたいへん重宝します。
そんな背景もあって最近では本(知識)とモノ・サービスとの融合があちらこちらで見られます。
・二子玉川の蔦屋家電:家電+本
・有楽町の無印良品:生活用品・雑貨+本
・表参道付近のHIS:旅行+本
代官山の蔦屋など、本屋にどんどんモノが増えていってます。
一方、無印良品などの物販店に本が置かれ、モノを使うときのイメージをかきたててくれます。
本+カフェ
また本屋+カフェ(くつろぎスペース)はすっかり定番になってきてますね。
本屋や図書館の場合、ただ本があるだけでなく、最近は自宅でも仕事場でもないくつろげる”サ―ドプレイスの場”として、”勉強や仕事する場”としての役割も大きいですね。
都会のスタバなどパソコンで仕事や学生が勉強する場になってます。
仕事や勉強って図書館のようなシーンとした静かなところより、カフェのような静かな音楽や人のざわめきがある程度ある方が効率が上がるという話もあります。
ですから、おしゃれ感のある居心地のいいカフェが人気なんですね。
わたしもブログを書くのによく「蔦屋+スタバ」を利用します。
図書館+蔦屋+スタバで有名になった武雄市図書館があります。
蔦屋とのコラボによって来館者数が3.6倍、経済効果も20億円ほどあったのだとか・・・
武雄市図書館のようなものができれば、読みたいセンスのいい本とサードプレイスの両方が手に入ります。
そういう意味では地方移住や田舎暮らしするときに、図書館の充実度って結構大事な要素になりますね。
図書館の新たな役割
地方にはスタバのようなカフェがあまりないので、図書館がくつろぐサードプレイスの役割を持つのかなと感じます。
それとともに、これから注目したい図書館の役割として「地域の中小企業支援」があります。
地方には仕事がないと言いますが、地方に仕事を作るには、中小企業の新たな事業展開、起業、連携などの支援が必要です。
アメリカにエコノミックガーデニングという地域の中小企業が活動しやすく、成長できるように行政、商工会議所、銀行などが連携し、ビジネス環境をつくるための施策があります。
日本では藤枝エコノミックガーデニングの推進拠点として図書館がその役割を担っているそうです。
ですから地方にとって図書館って想像以上にこれから大きな役割を持つようになるのかな〜という気がします。
地方の県立図書館って美術館、文化センターなど近接している広々したところが多いです。
最近行ってきた宮崎県立図書館など宮崎県立美術館、宮崎県総合博物館、文化公園、宮崎神宮が近くにあり、整然としていい感じでした。
ただ建物も古く、旧態依然としたあまり使いたくない県立図書館も多いので、都会から地方へ移住を考える場合、ぜひとも図書館の充実度もチェックしてみるといいですよ。
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