弁当が傷む温度って?ピクニックのとき食中毒に気をつけたい!
いよいよお花見やら行楽のシーズンになってきました!
桜をみながら・・・
海や山や高原などの大自然の中で・・・
公園で・・・
と天気のいい日は外ごはんが気持ちいいですよね。
外ごはんは、当日、ベーカリー、総菜屋さん、コンビニなどで買って食べるという手もありますが、お弁当を作っていくのもたまにはいいものです。
手作り弁当の場合、当然朝早くに作りますから、出来てから食べるまでに5,6時間後だったりします。
そこで気をつけたいことが食中毒です。
今回は食中毒がなぜ起きるのか?その対策、気をつけることを紹介します。
お弁当の食中毒の原因
食中毒の原因は細菌が増えた食べ物を食べることによっておこるわけですから、まず細菌の発生、繁殖する原因を知っておくことが必要です。
細菌の発育要因
細菌は栄養、水分、温度の条件によって、発生、繁殖していきます。
①栄養
細菌にとっての栄養源は食品はもちろんのこと、調理器具類の食品の残りや汚れなどです。
②水分
細菌は、食品の中の水分により繁殖するそうです。水分含量が50%以下では発育しにくくなり、20%以下では発育できないようですから水分が多い食べ物ほど繁殖するリスクがあります。
③温度
細菌のほとんどが、10~60℃で繁殖し、36℃前後がもっともよく発育する温度帯になります。
食中毒を予防するには
食中毒を予防するには次の3つに気をつけなければなりません。
①細菌をつけない
●まず食品原材料は汚れていない清潔なものを使用します。
●台所、厨房機器を清潔に保ち、調理のときは清潔な器具を使用します。
●調理する場合、手洗いを十分に隅々までしっかり行い、場合によっては使い捨てゴム手袋などを使用します。
②細菌を増やさない
●細菌を増やさないために調理は迅速に行って、出来上がった後は冷やして細菌の活動を抑えます。
食べ物は時間の経過とともに劣化しますから、テキパキ調理することが大切です。
食べ物についた細菌は時間とともに倍々に増えていき、5~6時間で食中毒を起こす菌量にまで増えます。
ですので細菌の繁殖する時間を与えないために迅速さが必要なんです。
お弁当の場合、熱いままフタをしてしまうとお弁当のフタに熱いおかずから出た蒸気がついた水滴や生温かいところで雑菌が繁殖しやすくなりますから要注意です。
お弁当の荒熱が取れたら、冷蔵庫、保冷剤などで10度以下に冷やしておくことが望ましいです。
ですからコンビニなどに置いてあるお弁当は冷やしているんですね。
あと細菌を増やさないためには、65度以上の高温で管理するという方法もあります。
③細菌を殺す
●加熱をして、細菌を死滅させます。
このように細菌は10~60℃で繁殖し、36℃前後が最も繁殖しやすいのでお弁当の温度には気をつけてピクニックなど楽しみたいです。
特に車の中、炎天下に置きっぱなしなど要注意ですね。
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