或る列車(ある列車)の予約は電話で先着順!名前の由縁は?
日本全国のあちらこちらで豪華列車が流行ってますが、いろいろな豪華列車がある中で、JR九州の或る列車(ある列車)の極上空間で味わう絶品スィーツコースに一番興味がそそられます。
景色を楽しみながら極上の空間で九州食材を使ったナリサワ弁当やスィーツいただくっていいですよね。
大人気の或る列車ですから、予約を取るのは難しそうですが、追加受付などもありますから、こまめにチェックですね!
或る列車の予約方法
或る列車の運行ですが、「JR九州」と「旅行会社等」が企画するものに分かれていて、それぞれが企画したものについて、その企画した会社に電話で予約するようになっています。
先着順ですので予約開始とともにすばやく電話予約が必要そうですね。
事前にツアーデスクの電話番号を短縮登録しておくといいかもしれません。
「旅行会社」の企画についてはその時々により、クラブツーリズム、JTB、HISなどいろいろまちまちです。
一番、企画・運行数の多いのが「JR九州」です。
「JR九州」のツアーデスクの電話はこちらになります。
Tel.092-289-1537
営業時間:10:00~17:30
(水曜日・日曜日・祝日休業)
或る列車のコース
或る列車は時期によって運行のコースが異なります。
現時点では次の2コースです。
■平成28年4月15日~6月20日
[大分コース]
・大分駅発 9:46→日田駅着 12:07
・日田駅発 14:48→大分駅着 17:11
■平成28年7月15日~9月30日
[長崎コース]
・佐世保駅発 9:49頃→長崎駅着 12:11頃
・長崎駅発 14:53頃→佐世保駅着 17:35頃
■食事内容
スィーツコースを南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ成澤由浩氏が九州の素材を厳選して演出しており、次のような内容になります。
・九州の肉、魚、野菜を使った彩り豊かな小箱
・スープ
例:鹿児島産そら豆のカクテル仕立て
・旬のフルーツをたっぷりと使ったスイーツ3品
例:①熊本産柑橘類のミックスサラダ
②福岡・長崎産のいちごと米麹の桃仕立て
③福岡産酒粕ソースとと手まり餅
・マカロンなどのお茶菓子
基本プラン料金 お一人様24,000円~(二人席をお二人でご利用の場合)
販売場所
JR九州旅行支店、JR九州の駅旅行センター、大手旅行会社
或る列車の名前の由縁
「或る列車」って、かなり変わった名前ですよね~
最初聞いたときに、列車の名前とは知らずに「どこのどの列車のこと??」と思いましたが、この名前の由縁は・・・
「或る列車」は日露戦争後の1906年、九州鉄道が、当時アメリカのJ.G.ブリル社に、5両編成の客車を発注し、1908年に完成しました。
完成した「或る列車」は窓の上部や便所の窓にステンドグラスが使われていたり、全車とも内装にはマホガニー材を使用し、床には絨毯が敷かれた特別客車でした。
しかしながら完成の時には九州鉄道は国有化され、豪華客車を定期運用するほどの需要もなかったことから、東京地区で外国要人や団体専用の列車用として使用されるぐらいでその使用頻度は徐々に下がり、1923年に教習車に改造されたそうです。
その後、1935年に刊行された「鉄道趣味」という雑誌で、「或る列車」と題で九州鉄道ブリル客車が紹介されました。
続いて翌年に同誌で「或る列車を見て」と題して事業用車に改造された後の食堂車に関する記事が掲載され、それ以降、日本の鉄道趣味界では、ブリル客車の別名として「或る列車」という名が定着していったそうです。
横浜市の「原鉄道模型博物館」を開設した原信太郎が、この「或る列車」を車体を金色にするなど、オリジナル性を加えたデザインにて模型化しました。
その模型を元に2015年、JR九州がD&S(デザイン&ストーリー)列車をつくり、「或る列車」の名で運行を始めました。
この「或る列車」は時期によって運行コースもスィーツメニューも代わるところがいいですよね。
季節によって見どころも旬の食材も変化しますから、見どころや旬に合わせて一番いいモノを提供できると、その地域が活性化されますね。
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