備長炭の使い方、日常生活に活かす3つのおすすめ方法!
備長炭というと、焼き鳥、焼肉、うなぎの蒲焼などおいしく焼きものをつくるときに欠かせませんよね。
備長炭は備長という人が、ウバメガシで白炭を作り、販売したことから備長炭と呼ばれるようになったそうです。
いろいろある炭の中で備長炭は火持ちがよく、500度ぐらいの温度で安定しており、うちわであおぐとすぐに1000度を超えるように火力調節が簡単、また灰が飛びにくいということで焼きものに最適なんですね。
この備長炭ですが焼きもの以外の使用方法として、日常的におすすめの3つを紹介します。
日常生活に取り入れる備長炭のおすすめの3つの使い方
臭い、湿気取りに
炭は臭いや湿気を吸収してくれる作用があります。
室町時代には、すでにトイレ周辺にたくさんの炭が置かれていて臭い消しに使われていたそうです。
炭の臭い、湿気を吸収する作用から、
・部屋にインテリアとして置きながら空気洗浄、除湿
・押し入れや下駄箱内での消臭・除湿
・冷蔵庫内での消臭
に活用できます。
使い方
備長炭を臭い、湿気取りに使うときに炭の粉で汚れないようにするために予め水洗いします。
洗剤は使わずに水を流しながらたわしでよくこすります。
手でこすっても黒くならなければOKです。
水洗いした後は、晴れた日に天日干しして完成です。
ミネラル水をつくる
水道水に備長炭を1~2晩入れておくとミネラルウォーターができます。
備長炭が水道水のカルキ臭や不純物を取り除き、備長炭に含まれるミネラル分が溶けだしてできるんですね。
このミネラルウォーターを使うことによって、コーヒー、お茶、だし汁など味がまろやかになり、おいしくなります。
また備長炭をネットに包んで浴槽に入れるとお湯がまろやかになり、温泉気分が味わう使用法もあります。
使い方
水1Lに対して炭100gを用意します。
炭をたわしで水洗いした後、沸騰したお湯に10分ほど炭を入れて煮沸消毒します。
その後、晴れた日に天日干しして使用します。
使用後は、炭を毎回しっかり乾燥させ、タッパーなどに密閉してしまっておきます。
時々煮沸消毒すると、より衛生的で、2ヶ月ほどで新しい炭の替え時の目安になります。
ごはんを炊く
いつもの炊飯の際に炭を入れて炊くと、ごはんがおいしくなります。
これは、水道水に含まれる塩素やお米のぬか臭さを炭が吸収してくれるからなんです。
また炭のミネラルが溶けてごはんの風味を増し、炭がでんぷん質の酸化を防ぐので、ごはんが冷めてもおいしさを保ってくれます。
使い方
長さ15cmほどの備長炭を2,3本用意します。
まずたわしで水洗いし、10分ほど煮沸消毒して天日干しします。
あとは、この乾燥させた炭を研いだ米の上に並べて炊くだけです。
使用後は水洗いして表面のぬめりをとり、風通しのよい場所で乾燥させて繰り返し使います。
約3ヶ月ほど繰り返し使えます。
このように備長炭は、空気洗浄、飲料水、おいしいごはんなど日常生活のベースとなる部分で大活躍です。
ちょっと備長炭を取り入れるだけで生活のクオリティーがアップしますね。
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